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おばさん、魔女になる

地方に住む中年女性の日記

出産覚書③

 
 
こんにちは、甘露です。
 
 
今日で完結。出産覚書。いってみよーー!
 
 
朝7時。ヨロヨロしながら分娩台に登る。最早ゾンビ。満身創痍。発せる言葉は「ヴァーッ  ガーッ  グーッ」のみ。産めば終わる、産めば終わる!!!
 
 
しかし、
助産師1「先生来ないね」
助産師2「早く来ないかなぁ、もうすぐ入院さん達に朝ご飯出さないといけないのに」
 
そ、そうなんだ。せ、先生早く来て!
 
なのに待っても、なかなか来ない。吠えながらも心配になってくる。先生今死んじゃったら、私どうなる?
 
助産師1「もう私達で産ませちゃう?」
助産師2「でも、この人破水してないよ。…水被る事になるよwww」
助産師1「あんたやりなよ」
助産師2「いや、先輩お願いしますよ」
助産師1「え〜〜、嫌だ〜〜、あはははは〜〜」
 
おい、お前ら、全部聞こえてるぞ。しかし私は吠えるのが精一杯で突っ込めない。どうでもいいから早くいきませろ!!!
 
 
と思ってたら、ようやく先生が来てくれた!神様に見える!!!
ヨボヨボ歩いて、私の股の間によっこいしょと座る。
 
先生「〇〇さんがさー、色々言ってきてうるさいんだよ、…云々、でさー、聞いてよ、…」
助産師相手に先生の愚痴は止まらない。
 
先生「あれ?破水してないの?」
助産師「まだなんです」
先生「あ、そう。」
 
と言った瞬間、先生にグサッと指を突っ込まれる。
そして引き抜いた瞬間、
吹き出す羊水。
膣口はマーライオン
ものすごい量!!!  
腹にこんなに水が入っていたの?
 
それを見事に先生は頭から被ってしまった。呆気にとられる私。そりゃ助産師が嫌がるはずだわ!何か、ごめんなさい!全身私の羊水まみれになる先生。
 
先生「でも、そんな事言われたって困っちゃうよね〜〜、僕だってさ…」
 
ぐ、愚痴が続いている!こんな目に遭ってるのに動じないの?したたってるよ?産科医はこれが日常なの?申し訳なさで一杯になる。けれど、私だって好きでマーライオンになった訳じゃないんだ!
 
いよいよ
「僕の声に合わせて息んでごらん。声は出さないでね。…」
 
それから息む事、たった3回。
 
「おめでとうございます!」
 
う、産まれた。産めたんだ、私。
 
ささっとどこかへ連れていかれる赤い物体。今思えばそれは娘。
 
そして先生と2人きり。静かな分娩室。
 
先生「今から縫っとくよ〜〜、開いてたけど、裂けそうだったから、予め切ったからね」
先生「ね、明日の朝だって昨日いったでしょ。」
先生「ね、痛みはあんなもんじゃなかったでしょ。」
 
ね、ね、ね、と繰り返しながら私の股を縫う先生。
とどめに、
先生「入院させてもらえずに、家でヤキモキしてるの、辛かったでしょ。でもそのお陰で安産だったでしょ。」
 
 
(´・_・`)
 
 
 
以上、出産覚書でございました。
長々とお付き合い頂きまして、ありがとうございました♡
 
今日はこれにて。
Have a nice day!!!